スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
夢にでてきた茶色い猫の事。
2月の終わる頃、夢をみていた。
橋のたもとに小さな茶色の猫がいて、きちんと箱すわりして(香箱をくんで)います。
猫の頭は私の家の方に向いているものの頭を垂れていて、
お顔はよく見えないのですが、安らかであるようでした。
小さな猫は仔猫ではないのですが、ほんとうに小さな猫。
茶色い毛はぼさぼさになっていて艶がなくキャメルの古い毛布みたいで、

あと少しで我が家の敷地なのですが、そのまではたどり着けなかったようでした。

そんな夢を少し前にみていました。

どこの猫か思いつきませんでした。

DSC_32050001.jpg


年をとった猫がいつもいた場所。
低い塀の上や高い塀の上、芝生の上などに居るのをなんどか見かけました。
高い塀ですが、反対側から回れば数十センチで上に登れます。
いつも昼寝をしていると思っていたけれど、
本当は、うまく動けなかっただけかもしれません。
お昼だけでなく夜もそこで過ごしていたのかもしれません。

このご近所の家猫だと思っていました。

保護したときは電柱の下側、溝の上辺りで横になっていました。
近所の人の話によれば、まだ早い春に突然現れたそうです。

色の褪せた赤い首輪をしていました。
名前も住所もなくて、その子のことは詳しくは分かりません。

本当の名前も分からない。

年は20歳位?もっと上かもしれません。
歯の状態は悪く歯石がたくさん付いていました。
年のせいか腎機能も悪く療法食でなんとか過ごせる程。
蚤がたくさんいましたが、感染症もなく寄生虫もおりませんでした。
とても性格のいい年をとったメスの猫さん。

保護したとき前足の爪は数本折れており、爪があった穴の奥は深い傷、
中を洗浄すると動いている白い蛆虫が沢山でてきました。
後ろ足は、鋭い牙で噛まれた痕が2箇所あり大きく腫れあがっていました。
傷を確認しているうちに膿がドクドクと流れ出てきて、
脱水もひどく、しっかりとした骨格の猫でありながら1.7kg程の重さでした。
治療中はほとんど動かずに危険な状態だったと思います。
その後の痛い治療にもしっかりと耐えて、獣医さんにもゴロゴロと懐くような子でした。

前足の傷は深く、長い間治癒しませんでした。
このままでは治る事はないだろうと麻酔のリスクを考えながらも断指することに。
手術中に危険な状態になりながらも頑張ってくれました。

三本の指になり、彼女にトリイという名前をつけました。

その後、順調に回復してくれたトリイ。体重も少し増えました。
毎日会いにいったけど、なかなか家に引き取ることが出来ずにおりました。

トリイを気の毒に思われたのでしょう、獣医さんがうちの猫にしますと申し出てくださいました。

秋風の吹く頃に猫風邪にかかってなかなか治らなかったのですが、
献身的な獣医さんのお世話もあり、一ヶ月以上の強制給餌から回復して
再び自分の足で歩き、ご飯をたべて、お水も飲むことができるようになりました。
暖房のしっかりきいた畳の部屋でお昼寝をしながら過ごしました。

きちんと座ってごはんを待っていることもあったそうです。
いつも完食してくれて、生命力の強い本当に偉い子です。
獣医さんはいつもトリイの事を誉めてくれます。

今年の2月頃でしょうか、再び体調をくずしてしまったそうです。
回復の見込みがあったために、強制給餌をしようとされたそうですが
最後は口を閉ざしてしまったそうです。
検査もしようとされたそうですが、血管がとれない状態だったそうです。
最後は、(トリイは)くたくたになって逝きましたといわれました。
くたくたになって‥。どういう意味か分かりませんでした。

患畜さんが数名来院されたため話は中途に‥。

最後まで本当に偉い子でした。ごはんもきちんと食べてくれて‥。
獣医さんの目は潤んでいました。大切にして貰ったのだなと思いました。

ああそうか‥。夢の猫の事を思い出しました。
くたくたになるまで生きてくれたトリイ。
痩せて小さくなったんだね。

保護した場所からブドウの箱にいれて家まで運んだのだけど、
私の家の場所を覚えていてくれたんだなと思いました。

以前、看護士さんがじっと私を見るトリイをみて 
『助けてくれた事を分かっているんですよ』 と言ってくださった。

いつも入院室のドアの丸いガラス窓からこちらをじっと見ていたトリイ。
おばあちゃんアップ2


何歳だったのかな?
小さな仔猫のときもあっただろうな。
いろいろ尋ねたけど、トリイを探している人はいなかったのだけど、
大事にしてもらっていた子のおおらかさを持っていたから、
あの場所に来るまではずっとかわいがってもらって過ごしていたのだと思います。
長生きだったトリイ。
本当の名前が分からない。
うちにきてもらえばよかったなと思っても、時間が元に戻るわけもないし。

トリイの場所を見にいった帰りにいい香りがして、垣根の向こうを覗いたら
沈丁花が咲き始めていました。
季節が変わりはじめているのですね。

DSC_32160001.jpg


場所

トリイがいた場所を反対から撮った写真。

保護したのが2007年6月初め、亡くなったのが2008年2月。
ほんの9ヶ月。
昨年の春に捨てられたのだとしたら、それから1年も経っていない事になる。

いつか誰かが迎えに来てくれると思いながら過ごしていたのかなと思ったりもします。

悲しいのか寂しいのか辛いのかよく分からない。

私がどんな気持ちなのかはどうでもいい事、トリイはどんな気持ちだったのかな?

ラテン語で3の事をトリというのだけれど、三本の指になる前はどこで何をしていたのかな?

私が年をとって亡くなる時はどうしたいだろう?
年をとらなくっても死が訪れる事はあるのだけれどその時はどう過ごしたいだろう?

トリイの場所にいったら暖かい雨がふってきてそんなことを考えた。

死んでしまった者達とは話すことも触れることもできないのだなあとつくづく思う。


獣医さんは、最初からトリイの事を誉めてくれていた。
こんなにいい子は珍しいですよ、ほんとうにいい子です。
いつもいつも誉めてくれていて、
仔猫達が里子にでたら引き取ります、といった私に最後までなにもおしゃらなかった。
責めるような事を言われたこともないし、苦情を言われたこともない。
先生は、トリイのこと大好きでいてくれたんだね。
いつもいつも、トリイの事を本当に助けてくれたのは先生だったね。
最後だって本当に偉い子だったと誉めてくれていたもの。

私、何もできなくてごめんね。



里親募集をされていたブチ君のその後の事をお知らせします。
3月6日にS県のご夫婦に正式に里子に迎え入れられたそうです。

グレーちゃんには、数件の問い合わせがあり
保護主さんがどの方にお願いするか検討中だそうです。


皆様に応援していただき、またご心配頂きましてありがとうございました。
ここに、ご報告と心よりのお礼をもうしあげます。みなさま本当にありがとうございました。



スポンサーサイト
【2008/03/09 18:38】 | taratara | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。